Win-Win交渉~交渉は勝ち負けではない~

交渉は「勝ち負け」で
判断してはならない。
大切なことは双方が
満足する交渉を
粘り強く目指すこと。

日常生活は全て交渉の連続です。仕事においても恋愛においても、そして家族との関係においても。交渉という言葉を聞くと身構えてしまう人も多数いると思いますが、無意識のうちに自分の立場や待遇を勝ち取るために無数の交渉をおこなっていることをまずは自覚しましょう。そして、逆を言えばこの交渉という行動を上手く進めることができれば、あなたの生活は激変すると言っても過言ではないことも覚えておいてください。本日のビジネス図解は、この交渉というものを考える際に、最も大切な、「交渉は勝ち負けではない」ということについてお話していきたいと思います。

結果は同じでも
プロセスで評価が変わる

交渉の基本は「勝ち負け」で判断するものではないということです。交渉で一番大切な事は「Win-Winの関係を目指す」ということです。お互いが満足する交渉で、双方が協力してより良い結果に進めていく方法です。

たとえば、突然、会社の上層部より会議資料の追加の指示があり、上司が部下に「明日までに会社に提出する数字の報告書」を作ってくれと頼み、自分はさっさと帰宅したとしましょう。その部下にもやらなければならない仕事が手一杯で、報告書をまとめる余裕なんか全くありません。ですが、上司の指示だからと徹夜で終わらせたのです。翌日、上司はその数字報告書を持って会議にのぞんだところ、会社が求めていたものと違い再提出となってしまいました。この結果、部下との関係はギクシャクし、全てが悪い結果になってしまったのです。

この場合の関係は、交渉学では「Win-Lose」と言われ、どちらか一方が損をする関係です。どちらかが不満に思う関係は長続きしません。そして良い結果も生まれないのです。交渉事は常に「Win-Win」の関係でなくてはなりません。今回紹介したケースの場合であれば、部下の仕事を他の人に任せるか、もしくは先に帰るのではなく、一緒に数字をまとめるなど、部下に寄り添った行動を取るべきだったと言えます。自分が上司だからと指示するだけでなく、相手の事情を考慮した上で関係を築かなければより良い結果にはつながらないでのです。

この記事を書いた人

遠藤彰

「本業+α」専属講師

今までインターネットマーケティングを教えてきた数は1000人以上。
パソコン知識が全く無い生徒でもインターネットから売上を上げることに成功している。

指導者としてだけではなくインターネットマーケッターとして活動。
飲食店の集客ではインターネット広告により年間1万人を来店させ売上アップに貢献。
通販ショップ、医療関係、学習塾など活動は多岐に渡る。

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