1 2 3 4 5 6 7 「Web戦略」のあとがき 天才になる方法 消費者から販売者へ。そして販売者から“一流”の販売者へ。 作家「吉川英治」、小説「宮本武蔵」の中で言われている「我以外皆我師(われ以外みなわが師)」(自分以外のものはすべて私の師である」)普段の過ごし方や心がけ次第で、自分以外の人、動物、モノなどすべてから、何かしら学びがあるという言葉です。一流と呼ばれる方はこの心がけを大切にしているよう感じます。 例えばTVのコマーシャルを見て 「なぜこのCMはこの芸能人を起用しているのか?」 「どういう意図でこのフォントを選択しているのか?」 「なぜこの時間帯に流しているのか?ターゲットは誰なのか?」 街中を歩いていても同じように目に見えるもの全てに疑問を見出し、それに気がつく力があれば感性が磨かれ発想力やセンスが身についていく訳です。学べる対象も千差万別でテレビ番組、雑誌、店舗POP、知人との会話、旅先、自分の子供など、ありとあらゆる全てのものが勉強対象なのです。 1日にどれだけの広告を見ているかご存知ですか? 1日に私たちが見る情報量は広告だけで3000件と言われています。そしてその3000件の中で、人の記憶に残るのはわずか3件とも言われています。 普段、朝の電車内で見た広告でどんなものがあったかなんてものは覚えてはいないし、そもそも広告があったことさえも気が付いていないのが普通です。普段の生活の中で広告1つとってもみて「ターゲットは誰なんだろう?」というようにペルソナを逆算して考えてみり、なぜこの表現をしているんだろう?というように考えることができれば、ただ街中を歩くだけで勉強となり、発想力やセンスが磨かれることに繋がります。 子育ての経験から思うのですが、この方法を一番実践しているのは子供だったりします。だから子供は成長が早いのです。 子供は大人のように新鮮さを忘れていないし、わからないことに対する羞恥心を持っていないので失敗しながら全力でアウトプットし、できることをドンドン増やして行きます。「子供心」を持つということも1つ、感性を磨くことに繋がっていくのです。 結局のところ私たちが心から思う、独創的な発想力や感動を生み出すようなセンスというのは生まれ持った才能ではなく、 圧倒的なインプット(全てのモノを新鮮に捉え、疑問を持ち、感動する力) 圧倒的なアウトプット(羞恥心を捨て、常に現時点の全力を尽くす) 正しい方向の努力で、PDCAを圧倒的な量で回し続ける 「一流」もしくは「センスが良い」「天才」と言われている人は、 全ての事柄(日常生活を含めて全て)から吸収し(インプット) 他人の意見を気にせずにまっすぐに全力で自分を出し尽くし(アウトプット) 惰性ではなく正しい方向に改善する(PDCA) このサイクルを回すことが人よりも早い、さらにはこれをやり続ける「継続力」を持つ人が天才と呼ばれる一流になる人だと私は思います。 すべての天才が継続的に鍛錬せず、一流になれるのでしょうか?一流の野球選手も一流の棋士であっても皆、継続して努力し続けています。時には自分に負けそうになり、自身を否定するときもあるでしょう。それでも負けずと挑戦し続ける闘志を持ち続けるものが天才となれるのです。 1 2 3 4 5 6 7 前に戻る
3章の収録内容 Web戦略 ~ 1億総Web社会到来 ~ Web戦略がうまくいかない本当の理由 本書で提唱するマーケティング Webから集客するということ集客し自分の存在を伝える 脱消費者を目指す Web戦略のセオリー あとがき天才になる方法