書く力を鍛える方法8選

「書く力」を鍛える
8つのポイント

「書く力」の意識ポイントは
「イメージコピー」
「セールスコピー」

書く力「コピーライティング」の
「再現性」を身に付ける

「話す力」は人見知りの人や、人前で話すのが苦手な人にとってはハードルの高いスキルですが、この「書く力」は「再現性」があり、先人たちが築いてきたノウハウを元に習得しやすいスキルになります。ですのでまず最初に身に付けて欲しい力になります。

「書く力」の伝えるための手段のことを総称してコピーライティングとも言います。コピーライティングの種類(ライティングの型)には大きく「イメージコピー」「セールスコピー」の2種類の型に分けることができます。前述もしましたが、一般的に「イメージコピー」とは「一言で商品を魅せる文章」。セールスコピーとは「(お客に興味がある前提)なぜ商品を購入した方が良いのかを説明する文章、お客を安心させる文章」のことを言います。

イメージコピーとセールスコピーの違い

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次から「書く力」の8つのポイントをお話ししていきます。

 

「書く力」
鍛える8つのポイント ①

「イメージコピー」を鍛える
3つのポイント

イメージコピーとは、自社や商品の魅力を伝える文章であり、お客があなたの文章を読むかどうか判断する部分でもあります。人は文章を読むか読まないかを2.5秒で判断していると言われています。つまり、どんなに濃い内容が書いてある文章も最初の2.5秒で「見る価値がない」と思われてしまうと最後まで目を通してもらうことすらできないということです。

なので、イメージコピーでは最初の2.5秒でいかにしてお客の心を掴み、最後まで読んでもらうかという工夫を凝らしていかなければなりません。街中の看板や広告に使われている、短いフレーズの言葉はほとんどがイメージコピーなので、普段から意識して見てみましょう。

具体例としては

  • 場所に届けるんじゃない。人に届けるんだ(クロネコヤマト)
  • あなたのあだ名が「メガネ」なのは、そのメガネが似合っていないからです。(Zoff)
  • ため息の多い国だから。(キシリッシュガム)

などが挙げられます。これらのイメージコピーでは商品だけではなくその企業が持っている理念や価値観を共有するためにも用いられています。

1 使える単語の
種類を増やす

自分の中での単語のボキャブラリーを増やし、その中でお客にあった単語を1つずつ選んでいくこともコピーライティングでは重要なスキルとなってきます。単語のボキャブラリーとは、いわゆる「類義語」のことです。同じ意味の単語でも様々な言い方ができるかどうかが、お客に響く言葉を選べるかどうかに影響します。

例えば「ツヤツヤ」という言葉の類義語を調べてみるとピカピカ・テカテカ・ギラギラ・黒光り・きらきら・ぴかり・きらり・ちかちかなどのように多くの言葉が出てきます。この中でお客にとって印象に残る単語は何かを考え、丁寧に選んでいくことで自分の言葉の力は上がっていきます。

キャッチコピーの一部の単語を類義語に変えただけで反応率が変化することも少なくないので類義語は常に調べ、「本当にこの言葉が適切なのか?」という疑問を持ち続けるようにしましょう。

2 言葉によって
イメージさせる

「言葉と言葉を組み合わせたり、付け加えたりする」ということを行うと、言葉のイメージ力は段違いに伸びていきます。具体例としては「女子力」や「草食男子」といったものが挙げられます。

「草食」と「男子」というそれぞれの言葉は一般的ですが、互いに組み合わさることで新しい意味の言葉が生まれました。更に言葉が生まれた経緯や、なぜその言葉なのかといった付加情報によって言葉の厚みが増し、より具体的にイメージさせられる単語になります。また、言葉の組み合わせ方も様々で、名詞と動詞を組み合わせたり、形容詞を付け加えたりすることで相手に対して印象に残りやすい言葉を作り出すことができます。

言葉と言葉を組み合わせたり、付け加えたりする

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3 言葉を短く
力強く言い切る

言葉や文章は、短く力強く言い切ったほうが強い印象になり、読む人や聴く人の印象に残りやすくなります。例えば、言い切る強い有名なコピーとして「生きろ」(もののけ姫)という力強いメッセージがありましたが、これも非常に印象に残るコピーの一つです。たった3文字のシンプルな言葉ですが、回りくどく説明せずに力強く言い切ったことで印象に残るコピーとなり、また映画の内容ともマッチして大ヒットとなりました。

また、ある雑誌のダイエット特集で使われた文章では「女って、おしり」というコピーが使われていました。こちらも当然ながら女性の評価はおしりだけでは決まることはありませんが、この記事の主旨はお尻がダイエットの肝であったり、美しさを出す秘訣であるということです。しかし、「お尻のダイエットが美しい体型への第一歩」などいった表現ではなく「女って、おしり」と言い切ることでより印象に残るフレーズとなりました。

言葉を短く力強く言い切ることで、見た人に強い印象を与えることができます。強い印象は相手の心に深く刻み込まれます。前述でもお話しした、この心に深く刻み込まれる言葉「キラーワード」と使いこなし、有名なコピーを参考に、人の気持ちを動かすあなただけの言葉を見つけてみてください。

 

「書く力」
鍛える8つのポイント ②

「セールスコピー」を鍛える
5つのポイント

セールスの型というものは対面であれ、電話営業であれ、テレビショッピングなどであってもそれぞれ存在します。もちろん商品によっても様々な型の形がありますが、今回はその型の中でも共通する5つのポイントについて説明していきます。

そのポイントは

  1. 読者を惹きつける問題提起
  2. 解決策の提示
  3. 解決策の具体的な説明
  4. 自分の提案
  5. 決断の緊急性

の5つです。

それぞれ詳しく説明していきますが、あくまで型は手法の一つであり、根本的なコピーライティングの考え方、ターゲットの心理を理解した上で初めて効果的に機能するということを忘れないようにしましょう。また、セールスコピーの要所要所でも、イメージコピーを使うことでお客が具体的にイメージできるようになり、購買意欲を上げていくことができるということも心に留めておきましょう。

1 読者を惹きつける
問題提起

イメージコピーで人を惹きつけることができたら、お客の悩みや不安を明確に提示して「この文章は読まなければいけない」というほど、惹きつけてみましょう。
「これは自分のことを言っている」「これが悩んでいたことだ!」と共感を得られる問題を書くことが重要です。

さらに言えば、単なる問題提起ではなく、読者の傷口に塩を塗るようなエッジの効いた文章の方がよりお客に響きます。前述のように、差し障りのない言葉では誰の心にも響かないのです。

問題を解決しないとどうなるのか、このままではいけないと思わせ「抱えている問題は今解決しないといけない」ということを説明しましょう。

2 解決策の提示

読者の持っている問題が「早急に解決すべき問題である」ということが理解してもらえたら、解決策を提示します。自分の抱えている悩みが「今解決しなくてもいい」と思っている状態のお客には解決策を提示しても聞く耳を持ちません。解決策を提案する上で気をつけるポイントとしては「原因と解決策をリンクさせる」ということが挙げられます。例え正しい解決策であったとしても、いきなり解決策を提示されたのであればお客は理解できません。

まずは問題の原因を見つけ共通の認識をしてもらいます。例えばダイエット系であれば、太ってしまう原因は

問題の原因

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などのどれであるのかを再認識してもらいます。そしてその一つ一つに対して解決策を結びつけていきます。この場合では。

問題の解決策

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となります。

3 解決策の具体的な説明

提示した解決策の具体的な説明を行なっていきます。
それぞれのメリットとデメリットを詳しく教えてもらえるほど、お客は価値を感じてくれます。

先ほどの例の続きでいうと

問題の解決策

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となります。

 

4 自分の提案

ここまできて初めて自分の商品の提案をします。
提案した解決策のデメリットを無くし、メリットのみを活かした新しい解決策として自分の商品を提案していきます。

ここでのポイントとしては「商品購入後の未来をイメージしてもらう」ということです。お客は商品を購入しますが、基本的には商品自体が欲しいわけではありません。お客が求めているのは商品を購入することによって得られる体験や満足感であり、より良い未来の変化です。

例えば、ダイエットの場合はお客が求めているのは

  • 痩せて生活習慣病を予防したい
  • 痩せてみんなから羨ましがられたい
  • 痩せて着たい服を着こなせるようになりたい

など商品購入した後の未来です。商品がサプリメントであれ、ストレッチのDVDであれ、それらの商品自体を求めているわけではないのです。更に言えば、そういったお客の求める未来がどれに当てはまるのか、最も求めているのはどんな未来なのかをリサーチし、その未来をお客が具体的にイメージできるように文章で提案していく必要があります。

また、自分の商品の信頼性を裏付けるためにも他のお客の声(レビュー)を入れることが効果的です。お客のなかには「自分の商品だから良く書くのは当たり前でしょ」と思っている人も少なくありません。あるいは、あなたや、あなたの商品のことを疑っているかもしれません。

この時に効果を発揮するのがレビューです。
つまり、他のお客の声になります。

映画を見るでも、ご飯を食べるでも、実際に見たり食べたりしないとわからないものは、それらを提供している側がいくらいいことを言っても話半分にしかなりません。実際に見たり、食べたりした人の生の声を参考にする場合がほとんどでしょう。不思議なことにお客はあなたの声よりも第三者の声の方を信じるのです。

今は口コミの時代とも言われています。「ぐるなび」や「食べログ」と言ったサービスはもちろん、友達のInstagramやFacebookを見て、お店に行くかどうかを決めるような時代になっているのです。

それだけ第三者の声は重要視されています。

なので、過去に商品を購入したお客の詳細な情報や感想を組み込み、商品に対する不安を取り除くことで新しいお客にも安心して購入してもらうことができるようになるのです。

5 決断の緊急性

商品の提案に納得してくれたお客の中には「また今度でもいいかな」「欲しいけど今じゃなくてそのうち」と購入を先延ばしにする人も少なくありません。しかし、この「今度」「そのうち」は訪れることはありません。

自分の悩みを理解し、その解決策、商品を提案したタイミングこそお客がもっとも商品を欲しいと思っている時なので、お客が決断をするには絶好のタイミングとなります。このタイミングにお客に納得・購入してもらえないのであればお客の機会損失になってしまうのでこちら側からもう一押ししてあげなければいけません。

当然ながらお客が購入し、実際に利用することで初めて満足してもらうことができます。

事業にとっても、お客にとっても、確実に商品やサービスを購入してもらう必要があるので、絶好のタイミングであるその時に決断してもらわなければならないのです。なので今すぐ決断し、購入する理由やメリットを提示し、実際に行動してもらうよう促していきます。もう一押しのためによく使われる例としては

  • 先着20名様限定
  • 今から3日間限定

などといった限定性を示す言葉が挙げられます。
なぜ限定であるのかに理由を説明することでお客に「損をしたくないから今買おう」「今買った方がお得だ」というように感じてもらえるようになります。

ここだけは外せない
売れるライティングの鉄則

イメージコピーとセールスコピーについて説明していきました。これらの型をケースバイケースで使い分けていくことでお客の反応が大きく変わってきます。ただ、型と聞くとどうしても忘れがちになってしまうのはコピーライティングの本質は、本書で何度もお話ししている「人間理解」にあるということです。

人間心理を理解して文章を書かなければ、情報に飽きているお客の目に止まることもありませんし、文章が決して読まれることもありません。どうすればお客が読んでくれるのかということを押さえながら文章を作成する必要があるのです。イメージコピーとセールスコピー、この2つに共通して言えることで、お客に言葉や商品を伝え、納得して購入してもらう際に気をつけるべき3つのポイント「ペルソナを意識する」「単語>文章」「エッジを効かせる」があります。これらは伝えることを仕事にしているプロの営業マンやコピーライターであれば当たり前のように実践していることであり、これから「伝える力」を身につける上では欠かせない要素になります。

お客を納得させる、プレゼンをする、人に伝えるという行為をしていく上で圧倒的な効果を発揮するので、しっかり身につけましょう。

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