1 2 3 4 5 会社の数字を把握した上での売上戦略 3つの指標を把握した上でどう自分が動くか 如何にして決算書を自分の業務提案に活かしていくのか? 前頁までで紹介した貸借対照表、損益計算表、キャッシュフロー計算書、これら3つの指標を読むことができれば会社の収益状況を丸裸にできます。その企業は何が強みなのか、何が弱みなのかがハッキリと見えてきます。後は強みを伸ばし、弱みを補うように動くのです。 あなたがサラリーマンの場合 損益計算表をもとに改善点を見つけ出していく あなたがサラリーマンの場合、損益計算表の営業利益までを意識してみてください。直接売上に関係する「売上原価」とそれに付随する「販売管理費」に目を向けてみましょう。 横スクロールしてご覧いただけます ビジネスにおいて業績を上げる方法は二つ。単純に売上を上げることと、経費を削減することです。ですが、まずは現在の状況を把握し、分析をし、売上を上げる方法、経費を削減する方法を見つけ出すことがとても大切なのです。 あなたが経営層・個人事業主の場合 キャッシュフロー計算書をもとに安定経営を目指す あなたが経営層もしくは個人事業主として数字を見るのであれば、キャッシュフロー計算書がもっとも大切な指標です。どんなに優れた事業計画や、売上があったとしてもキャッシュ(お金)が回らなければ、会社は倒産してしまいます。会社にとってキャッシュ(お金)は人間で言うといわば血液のようなものです。絶えずキャッシュフローを意識し安定した経営をおこなえるように意識してください。 横スクロールしてご覧いただけます キャッシュフローを改善する一番のポイントは、やはり売上を上げることです。経費削減も大切ですが、過度な節約は、結果、販売活動に多大な影響をもたらします。上記の図を見てもらえればわかると思いますが、もし仮に、未入金のリスクを恐れ、商品の仕入れ額を減らしたとしましょう。結果は売上が減り、成長にはつながりません。 大切なことは、キャッシュフローを意識しつつ、節度ある経費の見直しを行い、そして売上を上げるための施策を実施することです。そして、その業務提案が、あなたの会社の経営層であったり、あなたの顧客が求めている提案です。数字を見る力を養って数字を意識した提案をするように心掛けてください。 1 2 3 4 5 前に戻る 次に進む
13章の収録内容 会社が立てる数字計画を知る 数字で上司や幹部を口説いて惚れさせろ まずは決算書からお金の流れを読み取る① まずは決算書からお金の流れを読み取る② まずは決算書からお金の流れを読み取る③ 会社の数字を把握した上での売上戦略 これが提案できれば勝てるという法則 あとがき 提案力