ペルソナデザインのファーストステップとは?

ペルソナの組み立て方

ペルソナデザインするための
ファーストステップ

デモグラフィックと
サイコグラフィックの作り方例

「複数に語りかける主張は
無言と同じ」

ペルソナデザインを行うためにまずはデモグラフィックをどのように考えていくかお話しします。実際にその人が実在しているかのように、性別、年齢、職業(役職)、所得、居住地などの詳細な情報を設定することです。

具体例として、「本書を販売、作成する際に実際に
作成したペルソナ」
を例に挙げて説明していきます。

性別
商品やサービスを必要としているお客の性別を仮定します。
本書のペルソナであれば男女ともに需要がありそうですが、しっかりとターゲットに響くアプローチをするためには、どちらかに絞った方が効果的です。
年齢
商品やサービスを必要としているお客がどれぐらいの年齢層なのかを仮定します。 本書のペルソナですと、社会人経験を積んできた30代の方となります。 「32歳の独身」といったように具体的に絞ることで、よりターゲットに対して共感の持てる提案をすることができるでしょう。
職種/職業
商品やサービスを利用する方がどういう職業の人かを仮定します。 例えば、ターゲットの職業がわかれば、ターゲットの活動時間、行動パターン、価値基準を大まかにでも把握することができます。
所得/売上
商品やサービスを利用する方の所得水準を仮定します。 所得を設定することによりその人のライフスタイルが見えるようになります。
世帯規模
世帯規模もペルソナ設定では考えていきます。 ターゲットが独身であるか、結婚しているか、子供がいるかによって優先順位などが変わってきます。例えば、独身であれば多少大胆に行動できる傾向にありますし、子供がいれば子供を守る為に購入に対して保守的になる傾向があります。
住所
住所を仮定します。 リアルな店舗の場合はその付近にいるターゲットを設定し、WEB上では、東京近郊、大阪近郊、福岡近郊、北海道近郊の4つの地域からのアクセスが多くなるので、この4つの地域のうちで、どの地域が最も当てはまるかを推測します。
学歴
学歴についてもペルソナでは設定していきます。 学歴を設定することによりターゲットの価値観や考え方が見えるようになります。

以上のターゲットの絞り込みにより、ターゲット像が明確になっていきます。
今回具体例として挙げたペルソナであれば、

「本書を販売、作成する際に
実際に作成したペルソナ」

性別 男性
年齢 32歳
職業 プログラマー
所得 450万
世帯規模 独身(婚約中)
学歴 MARCH卒(大卒)
住所 都内

というようにまとめることができます。

販売する商品、サービスを利用するターゲット像を、このように明確にしておくと、それらの人々が、どのような生活を送っていて「どのような悩みや不満を持っているのか?」「どのような願望を持っているのか?」など、その人の欲望などまでも深くまで推測できるようになります。

 

サイコグラフィック
作り方例

次にペルソナデザインを行うためにサイコグラフィックをどのように考えていくかお話しします。

サイコグラフィックでは主に、

  • どのようなライフスタイルを送っているか?
  • どのような思考の傾向を持っているか?
  • どのような行動の傾向を持っているか?
  • どのような悩み/ストレスを抱えているか?
  • どのようなゴール/願望を持っているか?

これらを考えていきます。

先ほどペルソナに当てはめて前頁でデモグラフィックを考えた時と同じように 「本書を販売、作成する際に実際に作成したペルソナ」を例に挙げて説明していきます。

どのようなライフスタイルを送っているか?

基本的に仕事を優先する毎日。残業や休日出勤もある。
ただ決してプライベートが充実していない訳ではなく仕事が無い日は趣味の料理などをし充実したプライベートを過ごしている。最近では新しい仕事を始めるための前準備としてプログラマーとしての知識を元にココナラやクラウドワークスなどから仕事を受注し月に2、3万円を稼いでいる

どのような思考の傾向、行動の傾向を持っているか?

冷静に物事を判断する。今、自分が置かれている状況であったり、勤めている会社の売上や評価、同僚の動向などを常日頃から分析している。冷静に分析し、できると判断した時の行動力はすごく、即断即決で決め、どうすれば成功に近づくかを行動しながら考える。

過去、このような行動をすることでいくつもの成功を勝ち取ってきたので、何か物事に取りくむ時は毎回このような思考で動くことにしている

どのような悩み/ストレスを抱えているか?

主に会社の未来について悩みを感じている。業務内容自体は好きなので不満はないが10年後、20年後を考えると今の会社がずっと続いているのかわからない。最近だと働き方改革や45歳以上のリストラがニュースで取り上げられたりで、そんなニュースを見るたびに将来に不安を感じている。

今の恋人との結婚も考えているが、将来に不安があり、なかなかプロポーズへ踏ん切りがつかない。それもストレスの原因となっている。

どのようなゴール/願望を持っているか?

理想は今の会社でがんばり会社の業績を年々向上させ、本業での収入を上げ、今の会社で定年を迎えること。今の仕事は純粋に好きで充実な毎日を過ごせている。

ただ、今の現状だと同じような仕事内容を毎日繰り返しているだけなので、何か新しい仕事を社内に取り入れたいなと漠然に思っている。そのための方法を今は模索している状態。

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これらの項目をまとめ、「今現状でどのような悩みを抱えているのか」ということを推測し最後の仕上げとしてペルソナデザインを文章化してペルソナを1人に絞り込みます。 ペルソナのサンプルは次の頁にて紹介します。

 

「本書を販売、作成する際に実際に
作成したペルソナ」サンプル

性別 男性
年齢 32歳
職業 プログラマー
所得 450万
世帯規模 独身(婚約中)
学歴 MARCH卒(大卒)
住所 都内

生活は落ち着いている。
仕事にも慣れたし、人間関係も悪くない。ただ、会社の売上とかを見ているとそんな伸びてなくて、むしろ横ばいか少し落ち込んでいる。受注はあるが、何か画期的な新しい試みがない限り業績が伸びる気配はない。

うちの会社でやっている業務は先人のデータを一部を変更して世の中に出しているので新しい事をやっている感じがない。

同僚の話を聞いていても、「うちの会社はこのままではだめだ」と言っているし、自分もそう思っている。自分で何か新しいことをするというよりは、上から下りてきた事を先人たちの作ったものを使ってプログラムしているだけ。特に新しい事をやっている感じもしない。ただ、お金はもらえる。

今のままでいいのかな?
自分の羽ばたける場所はここではないのでは?
もっと自分の力を発揮できる場所があるのでは?

自分はもっとやれる。そんな想いを胸に何をするか模索している中で、自分の知識であるプログラムの知識を元にアプリやツールを作り、いつかはアプリを提供できるようなサービスで起業ができればと思うようになったが、いきなり起業なんてことは怖くて想像ができない。起業する練習として、今はクラウドワークスやココナラでツールを開発するプログラミングの仕事を受注している。(月2、3万程度にはなっている)

将来は会社をやめて自分で起業とかして仕事ができたらいいなと思っている。

このようにペルソナを設定することにより、お客目線で考えることができ、よりピンポイントに響く言葉を届けることができます。

例えば、あなたがよく知っている友人に商品を紹介する際は、友人の悩みや好みがわかっているので、商品のどの部分をどのような言葉で伝えればいいかがイメージできると思います。一方、ざっくりと「〇〇歳くらいの人に売ってください」と言われても何をどう伝えればいいのか迷ってしまうでしょう。

このように人物像を明確に設定しておくことで、その人の境遇や状況、心境などを具体的にイメージすることができ、伝え方に工夫を凝らすことが可能になるのです。

 

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