最近…求められるクリエイター像が変わってきているという話があります 現代において、Web戦略をビジネスに活用することは当たり前の時代になりました。今、このコラムを読んでいただいているあなたも、その事実を実感しているからこそ、このコラムを読んでいただいているのではないでしょうか?。Web戦略をビジネスに活用するためには、まず、Web戦略を導入するにあたっての業務の5大要素を知る必要があります。 その業務の5大要素とは? この業務の5大要素は、Web戦略をビジネスに活用し成長させていくために必ず必要な要素です。逆を言えばこの要素を抑えておかなければ、あなたのビジネスのWeb戦略は必ず失敗するということです。どんなに秀逸なコピーや文章があったとしても、デザインがマッチしていなければお客にはその良さが伝わりません。また、どんなに優れたデザインであっても、表示されるまでに5分もかかってしまっては誰も見てくれません。 あなたのビジネスをWeb戦略を使って成長させるためには、この5大要素のバランスがとても重要になってくるのです。そしてそれらの要素を職業としている「クリエイター」「エンジニア」に求める「知識」や「スキル」もこの10年で大きく変化してきたのです。 10年後、20年後キャリアアップ「するクリエイター」と「しないクリエイター」の違い Webデザイナーであれば Webライターであれば プログラマーであれば ネットワークエンジニアであれば 従来のスキルに合わせて+αが求められる時代なのです 現在は従来のスキルから1軸多く求められる時代です 今までは、Webデザイナーであれば「恰好良い」「お洒落」「使いやすい」デザインをいかに早く制作できるか?また「デザイン」だけでなく「HTMLコーディング」も合わせて対応できれば仕事がありました。ですが現在は結果が求められる時代になったため、それだけでは競合に勝てない時代です。では何が求められているのか? 従来求められたスキル 現在求められているスキル +αとは何か?何が求められているのか?世の中の流れから考えてみましょう 例えば、Webサイト制作の変化から考察 クリエイターの増加、技術の進歩、そして、個人への仕事発注のツールの発展とともに、需要と供給が逆転したのです。 その一方でこんな流れも起こっています 出来は良いけど、実際に運用してみたところ、思った成果が得られなかった… 企業の本音はこうです Webサイトを作ったはいいけど、実際に成果に繋がっているのか? Webサイトが欲しいのではなく「売上や成果などの結果」が欲しい 制作や開発、運用にかかるコストは削減させたい。でもそれ以上に売上や成果を望むのが企業の本音です。逆を言えば「売上や成果などの結果」を強く意識する「クリエイター」「エンジニア」に対して仕事が集中しているのも現実なのです。 そして、実際に結果を出した人材に対しては「継続した仕事の発注」や、「報酬や給与の引き上げ」など収入にも大きく関係してくるのです。 成果を出す人間がキャリアアップし、10年後、20年後も生き残る人材になるのです では、成果を出すにはどうすればよいでしょうか? ここでもう一度、Web戦略を導入するにあたっての業務の5大要素を見てみましょう。 Webでの成果はこれから業務の5大要素が繋がって生まれています。そしてそのどれか1つ極めることを「専門性」と呼びます。ただ、Webで成果を出すためには全ての要素が連なっている以上この5大要素を抑えなけばいけないのです。そしてこの5大要素を抑えることを「網羅性」と呼びます。 網羅性?クリエイターに落とし込み+αを考えてみましょう Webデザイナーであれば Webライターであれば プログラマーであれば ネットワークエンジニアであれば 上記は、ほんの一例ですあなたらしい+αを見つけてみませんか? 「網羅性」とは今のスキルに+αの知識を入れること そして企業が求める「売上や成果などの結果」を 意識するならビジネス戦略を学ぶことが効果的です ビジネス戦略とは? ビジネスモデル ビジネスモデルとは、ビジネスとして利益を継続的に生み出すサービスや製品、あるいは収益の仕組みを定義した用語です。企業の事業戦略として「誰に、何を、どのように提供し、どこでどれだけ儲けるか」を示したものと言えるでしょう。 集客 簡単に言ってしまえば、言葉のとおりお客を集める行動のことを言います。いかにお客を惹き付け、そして魅了するのか?ビジネスにおいて集客はとても重要な行動なのです。 広告 広告とは、集客のために広く世間に知らせる行動のことを言います。主に広告媒体に出稿(広告を出すこと)し広く告知をする方法となります。 人間心理 ビジネス戦略における人間心理とは、お客が何を求めているのか?を想像する行動のことを言います。本講座の「お客を知る」でも詳しく解説していますが、お客の心理状態を把握することであなたの商品やサービスの成約に大きく影響するので、強く意識するようにしましょう。 予算コスト あなたが考えているビジネスを推進するために必要な、人件費や運営費などを予算化し幾らのコストがかかるのかを把握することから始まります。そしてその予算コストと売上のバランスが正常なのかどうかを随時精査していくことがとても大切なのです。 では、あなたが持つスキルと「ビジネス戦略」をどう融合させればよいのでしょうか? 例えば、あなたがWebデザイナーなら? ビジネスモデル クライアントのビジネスモデルに合わせABテストがしやすいデザインを意識する。 集客 見た人の目を惹き付け、ついついクリックしたくなるようなデザインを強く意識する。 広告 CVR(成約率)を考慮した広告画像のデザインやホームページへの導線設計に注意する。 人間心理 見てほしいお客のイメージを強く意識し、その見てほしいお客がどんなデザインを好むのかを意識する。 予算コスト CTR(クリック率)を意識した広告画像デザインを強く意識し、都度テストを繰り返し改善を図っていく。 デザイン一つにおいても、お客が求めるものを考慮に入れたデザインを作ることで、依頼してくれた企業が望む「売上や成果などの結果」に直結しやすくなります。そして、Web戦略を本気で考えている企業が切望しているWebデザイナーとは、「ビジネス戦略」を意識しているWebデザイナーなのです。 Web戦略をビジネスに活用し成長させていくためには、仕事を依頼する企業側もそれを請け負って作り上げる業務従事者もこの業務の5大要素を再度強く意識し、向上心と熱意が必要だと考えています。本コラムではその「業務の5大要素」を徹底解剖し、このコラムを読んでいただいている全ての方に「気付き」を提供できたらと願っています。 次回のWeb戦略コラムでは、+αにビジネス戦略を取り入れることで、どれくらい収入に差が生まれるのかを徹底解剖していきたいと思います。
この記事を書いた人 高橋慎慈 株式会社マベリカ 代表取締役社長 本業+αプロジェクト代表20年前、パソコン通信からインターネットという言葉が生まれた時にネット業界に参入。24歳で通販パッケージ業界トップの会社に就職しサラリーマンとして、NTTドコモなど上場企業のコンテンツ制作・システム開発に従事し、株式上場を経験する。31歳でネット時代に通用する人材育成を目標とした教育事業を立ち上げるために株式会社マベリカを設立。コンテンツとマーケティングの重要性を痛感し、オリジナルCMSパッケージを完全自社開発。その後、4000人規模の起業家育成の為のセミナー事業への参画や、野菜ソムリエとのタイアップによるマーケティングを教えるインターネットマーケティングプランナーを立上げなど様々な教育事業に乗り出す。今まで1000サイト以上のネットサービスを立ち上げてきたノウハウの全てを、「知識」を得るものは全て「無料」であるべきという理念のもと、本講座「本業+α」を開講する。 その他のWeb戦略コラム