1 2 3 4 5 6 お客への伝わり方を意識する どのように表現すれば魅力的に伝わるのか? 伝える技術=プレゼンテーションスキルを身に付ける 前述まで、あなた自身がお客が望む人格になることの重要性から、相手に伝える力の種類についてお話ししてきました。ここからは今までお話ししてきたポイントを使って、どのように具体的に伝えていけば良いかについてお話ししていきます。まずは「伝える手段」のおさらいです。 横スクロールしてご覧いただけます 伝える手段は、「話す」「書く」「描く」のそれぞれの特性毎に、「対面で伝える」「音声で伝える」「イメージコピーで伝える」「文章で伝える」「映像で伝える」「図解・写真で伝える」に大きく分類されます。 全てのお客にマッチする販売手法はありません。相手の事情や商品の特性を考えて、最もベストだと思える方法を選択してください。もし動画や対面でセールスをおこなう場合なら、着ている服、声のトーン、表情なども伝える手段の要素の一つです。あなたが相手からどのように見られているのかを常に意識して、それぞれの伝える手段を見ていってみましょう。 話す力 対面で伝える 対面でのコミュニケーションは、ビジネスにおいて基本中の基本です。まずは相手の人と成りを実際に会って把握しましょう。また相手にも自分のことをよく知ってもらいましょう。信頼関係を築くには「Face to Face」が一番の手法なので、時間が許す限り色々な人に会う努力をしましょう。 音声で伝える 対面でのコミュニケーションが、物理的な距離の問題、時間の制約などで困難な場合、音声で伝える手段は効果的です。代表的な例で言えば、電話で話をする手法でしょう。また、ネット特有の手法では、ホームページ上で、録音した音声ファイルをアップロードして、広く色々な人にあなたの想いを聞いていただくのも効果的です。 書く力 イメージコピーで伝える イメージコピーとは、あなたの商品やサービスの魅力を伝えるキャッチコピーの様なものです。わかりやすく言えば、街中の看板や広告に使われている、短いフレーズの文章だと思ってください。最初の2.5秒で人はその先の文章を「読む価値があるのか?」を判断します。このイメージコピーはお客を惹きつける最も大切な手段なので強く意識してみてください。 文章で伝える ビジネスにおける文章のことを、セールスコピーとも言います。セールスに関係しないブログなどであなたの想いや気持ちなどを書いていたとしても、それは間接的に商品やサービスの良さを伝える文章なので、全ての文章が販売促進につながっていると絶えず意識してみてください。 描く力 映像で伝える 映像で商品やサービスを伝える方法は、今では主流になってきました。一昔前まではテレビだけがこの手段を使えたので、ハードルが高かったのですが、ネットで動画を見るのがあたりまえの時代になり、誰でも映像を武器にできるようになりました。視覚が与える影響は55%です。その訴求力は効果絶大なので是非とも取り入れてみてください。 図解・写真で伝える 図解・写真も、視覚に訴える方法としては、映像を利用するより、手軽で効果的な手段です。特に図解は、伝えたい内容を論理的に整理して、イメージとして相手に訴えかけるので、複雑な内容を説明する時などは効果的です。また写真の使い方も工夫を凝らすことで、イメージさせる効果が絶大なので日頃から意識してみてください。 商品やサービスを販売する全ての活動において、大切なことは、 「どのように表現すれば伝わりやすいか?」 「どのようにすれば魅力的か?」 を絶えず意識することです。ホームページであればページの見え方、レイアウトや恰好良さ、見やすさだけに囚われず、相手にあなたが本当に伝えたいことが伝わっているかどうかを強く意識しましょう。 「全てのセールス活動はプレゼンテーションである」 プレゼンテーションとは、聞き手を啓発し、行動の道筋を示し、それに感心を持つような言葉や視覚を使ってスピーチすることです。あなたは、お客とって理想の役者(プレゼンテーター)となり、行動を変化させられるように、様々な「伝える手段」を使いこなせるようになりましょう。 1 2 3 4 5 6 前に戻る 次に進む
10章の収録内容 伝える力 伝える方法の種類と伝える力の本質傾聴力=聞く力 伝える方法の種類と伝える力の本質話す力・書く力 伝える方法の種類と伝える力の本質描く力 伝える方法の種類と伝える力の本質心に響く言葉をつくる力 ビジネスにおいて伝えることの難しさ 全てにおいてお客が望む人格をつくること お客への伝わり方を意識する お客は理屈ではなく感情でしか購入しない あとがき 重みがあり、相手に響く文章を書くコピーライティングの鉄則を「本質論」から紐解く