1 2 3 4 5 6 「自分のコア探し」のあとがき 自分らしさを追求するということ 今回の章では自分のコアを見つけるという話でしたが正直な話、自分のコアを見つけることはとても難しいことだと思っています。テレビやネット、雑誌でも「自分らしさ」や「自分らしく生きよう」なんていう言葉は、ありとあらゆる媒体で使われ、もはや聞き飽きるほど言われています。 「自分らしく生きている」と言うのはある種1つのステータスで「自分らしく生きている」というだけで魅力的に輝いて見えてしまうという傾向があるようです。ただここで1つ出てくるのが、自分らしさとはなんなのか?ということです。 結論から言ってしまうと私が思うに、自分らしく生きるということは”こだわること”なんだと思っています。 ある有名な作家の方は、 自分らしさを出すことは難しい。 ただ、自分らしさがなければ、他の人と一緒のものを生み出すことになり、自分の価値はなくなってしまう。 100%固まっている企画でも、何か、自分らしさが出せないかと、もがくことが大切なんだ。 と話しています。 この話を聞いて、納得できないと言う人は少ないと思います。 こだわって付け足した自分らしさにこそ価値があり、「あなたに仕事を頼みたい」という決め手になっていくのです。それが例え企画全体のわずか1%だとしても、自分らしさにこだわり続けることが大切なのです。 「こだわりポイント=自分らしさ」自分らしく仕事をしている方は輝いて見える傾向が強いです。 ・作品にこだわる ・結果にこだわる ・工程にこだわる ・利益にこだわる 製作においても、仕事においても、人によって”こだわるポイント”が違い、そのポイントの違いが絶妙な良い味を出すのです。 これは企業でも同じです。今では簡単に書類1つで会社が作れてしまうので、企業は経営理念や社是を軽視し「お金さえ、利益さえ残すことができれば」と考えるところも少なくありません。このような企業は、短期間で考えると利益をあげることはできるかもしれませんが10年、20年と何十年もの間、生き残り続けるのが難しい傾向にあります。 *現に10年生き残る会社は5%で20年生き残る会社は0.3%しかありません 会社のこだわり、自分のらしさ、こだわりを持つ会社や人は強いですし生き残ります。 周りに合わせて、自分を押さえつけることも大切です。大切なのですが、押さえつけすぎると、あなたの可能性までも潰してしまうことになりかねないのです。 この章の冒頭でも述べたように自分らしさを見つけることは「人生のテーマを探すこと」と同じだと思っています。 あなたは何にこだわりがありますか? また、あなたは何がしたいですか? もう一度、本章を読み返してみると違った見解を持つかもしれませんね。 1 2 3 4 5 6 前に戻る
2章の収録内容 自分のコア探し テーマを決める(コア・コンセプト) 「自分らしさ」からテーマを発掘する 自分のコアを探す6パターン ライバルがいるところで勝負する 事業体目線でマーケティング 見込み客は90%が離脱する あとがき自分らしさを追求するということ