社会保険料率や厚生年金保険料率の歴史

「お金の仕組みを知る」のあとがき

今まであなたが見て見
ぬフリしていた真実

社会保険・年金の歴史

社会保険料や厚生年金保険料って給与明細を見て、毎月高いな~っと感じながらも、でも上がっても毎月、数百円だからしょうがないかな!って安易に考えている人も多数いると思います。では、25年前からどれくらい上がったのかを、把握している人はどれくらいいるのでしょうか?

今回のあとがきは、そんな健康保険料と年金保険料・介護保険料の歴史について、平均データと共に軽くお話したいと思います。まずは下のグラフを見てください。

健康保険料率の推移

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保険料率という見方をすれば、上昇率は年金で5.9%の増加です。思ったより上がってないですね。
では、下の平均給与を見てみましょう。最大値に比べると下がっていることがわかるでしょう。

平均給与

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先ほどは保険料率で上昇率を見ていただきましたが、実際金額にすると幾らなのでしょう?
次にモデルケースに当てはめて推移を見てみます。モデルケースは次の2人です。

健康保険料の推移 厚生年金保険料の推移

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以上が、健康保険と厚生年金保険料の増加の歴史です。年収432万円の方で、健康保険・厚生年金合わせて、約43万円の増加。年収800万円の方だと、79万円の増加なのです。このグラフは全国平均で計算していますが、本来は都道府県別で料率が変わってきますので、もっと増加の激しい県があることも頭の片隅に置いておいてください。ファイナンシャルプランナーの世界では、2025年にもう一度大きな変化があると言われています。「毎月数百円・数千円の増加だからしょうがない‼」と、見て見ぬフリをしてるのか、もっと数字と向き合うべきなのか、今一度考えるきっかけになればと思います。

ここでもうひとつ、ここ数年、上昇が止まらない介護保険料の推移も見ていきましょう。介護保険は40歳から支払が発生する保険料です。今後どんどん高齢化が進む中、必要な保険料ですが、その増加傾向を見ると今後どうなっていくのか?が心配になる制度です。

下に健康保険料と同様に推移グラフを用意しました。モデルケースは健康保険料推移と同じ二人です。

介護保険料の推移

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2008年と2017年の平均給与と社会保険料率の推移

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今回、各保険料の増加推移のデータを紹介するのは、何も不安を煽ってるわけではありません。また、政府や国に対しての文句でもありません。ただ、それぐらい少子高齢化が進み、医療費や介護費、年金の財源がなくなっているという事実を知ってほしいという想いです。

そして、今の仕組みのままでは、この先立ち行かなくなるということを、これからの子供たちの時代のためにも、現在、働いている世代が目を背けず考えなければならない事態だと、考える人がひとりでも多くなれば、少しは良い仕組みのアイデアが生まれるのではないかと思っています。

現在、私はもうすぐ45歳になります。私の同級生のサラリーマンたちもそろそろ、老後の年金暮らしを意識し始めています。あと15年何事もなく勤め上げての老後の設計。寿命が100歳と言われる時代なので、60歳でリタイアしても残り40年もあります。それなのに、「自分は70歳で死ぬから大丈夫」という根拠のない自信はどこから来るのか?と考えさせられました。

そんな大人たちの背中を見た、30代でリーダーになれる優秀な若者たちが嫌気をさし、海外で起業する人が多くもなりました。私のまわりでもそういう起業家があとを絶ちません。たしかに、ビジネスはどんどん世界に目を向けるべきだと思います。ですが、この日本でしか働けない人たちはこのまま取り残されても良いのでしょうか?

本書の講師陣は皆30代です。これからの時代をけん引していく世代です。そして、本書に興味を持っていただき、少しでも自分を変えていこうと考えている方も30代が大半です。そんなこれからの世代に向けて、大人たちが何ができるのか?の提案として、この章を書き上げています。

いま一度、自分の給与やお金というものを理解し、数字に強くなり、そして、社会に悲観することなく、働くということを考え、自分らしい生き方を見つめ直してみてはいかがでしょうか?

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