なぜファンがビジネスチャンスになるのか?

「3つのC」
のあとがき

「好きなことを仕事にする」
を実現するためには?

?好きなことで仕事をしている人は
どのようにして稼いでいるのか??

あなたの
ファンを作る

ビジネスにおいてファンを作ることが大事だと言われても、なんとなくわかるような、わからないような、という状態の方も少なくないかと思います。今回のあとがきではより具体的にイメージできるようにここでは事例を少しだけ紹介します。

「ファンをつけることが大事」と聞くとタレントやアーティストを思い浮かべると思いますが、まさにそういった人気商売ももちろんビジネスです。例えば歌手であれば、それは1つの音楽事業として捉えることが必要になります。歌がうまいだけでは、それで食べていくことはできないです。

「歌がうまい」ということと、「歌で食べていく」ということは全くの別スキルが必要だということは言うまでもありません。この「歌で食べていく」というスキルこそビジネスのスキルであり、ファンをつけることが大事だと言われるポイントになります。

Case

20代女性、歌手

年齢:20代
職業:歌手(個人活動)
活動場所:東京都内

【 悩み 】

週1回ライブ活動をしているがライブに人がなかなか呼べない、マネタイズできない

【 現状 】

・歌自体は上手
・ライブ告知は基本SNSを使用(ただ発信の仕方がわからず「どこでご飯を食べた」や「今日は何をした」というような日常の発信しかしておらず、ライブの直前だけ告知をするだけ)

【 解決策 】

状況的には「インターネットを使えば集客できるとは知ってるけど、どのように使ったらいいのかわからない」といった状態。そこで私が提案したのが「得意な歌をもっと発信してみよう」というもの。さらに自分の歌をSNSに載せている人は多いので「歌い方や歌をうまくするための方法を発信しよう」ということを提案。その提案をもとにし、彼女はインターネット上でボイストレーニング事業を始めることになった。

【 実践結果、成果 】

彼女のSNS上のフォロワーは「彼女は歌手でコーチングをしている方」という認識に変化。もともと歌が好きな人がフォロワーに多かったこともあり、彼女から歌を習いたいという生徒、つまりファンが生まれ始めた。

インターネット上のボイストレーニング事業により生徒を集め、指導することで指導料としての報酬を得ると同時に「お金を払って尚且つ尊敬してくれるファン」を獲得。その上で改めて自身のライブ開催をファンに告知。

彼女の生徒たちはこぞってライブに参加するだけではなく「自分の先生を紹介したい」と勝手に友達までライブに連れてくるようになり、今では「自分もボイストレーニングをやりたい!」と言ってくれる生徒も現れている様子。このように根強いファンがつくことでビジネスの成長速度が加速していった。

もちろん歌が上手であれば自然とファンが増えていくことはありますがファンが0からとなると自ら認知を集めなければ、食べていくまでには時間が掛かり過ぎてしまいます。事例にあるように、Webを用いたアプローチの切り口を変えることで自身のファンを作ることができ、それがビジネスとなっていくのです。

事例の彼女は歌も上手でしたが、それにも増して歌を教えるのも上手で、なにより楽しそうでした。それがファンを惹きつけることに繋がったのです。

最近好きなことを仕事にする個人が増えてきました。
誰でも手軽にスマートフォンさえあれば情報発信ができる今の時代ならではのことかと思います。

ただ正直な話、好きなこと、遊びや趣味を仕事にすることは想像以上に大変だと思っています。遊びでお金がもらえるなら良いという考えもありますが、それは隣の芝が青く見えているだけで実際は普通の仕事と同じように楽しいこともあり、辛いこともあります。

その辛いことさえも受け入れることができる覚悟を持った方だけが「好きなことを仕事」にできているのです。

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