メンターからのコメント
プラットフォームが握る
“見えない顧客線”
この話、実は現場でも多くの人が実感していません。
特にECプラットフォームでは、**「顧客データの壁」**が顕著です。
たとえば、BASE・STORES・Amazonなどのオンラインショップでは、
購入者のメールアドレスや連絡先が**「非開示」**になっていることが多い。
出店者は顧客に直接アプローチすることができず、
**“販売しているのに、顧客とつながれない”**という矛盾を抱えています。
Amazonなどでは、顧客との連絡がすべて“システム内メッセージ”を経由。
つまり、顧客はあなたの顧客ではなく、Amazonの顧客という構造です。
同じような現象は、動画・音楽・SNS・学習系プラットフォームでも起きています。
コンテンツを出しても、「データの通貨」を握っているのは常に運営側。
これが、私が現場で見てきた“プラットフォーム型DX”の最大の落とし穴です。
DXを「便利さ」で選ぶ時代は終わりました。
これからは、**「誰のプラットフォームで、誰のルールで運用しているか」**を
理解する力が企業の競争力になります。
便利さの代償として失った“顧客との線”を、
どう取り戻すか――それが、これからのDX経営者の使命です。
では、ここから先は、**「成果をどう測るか」**の話です。
次章では、AIが導き出した“DX投資を見える化する5つのレンズ”をもとに、
「効果を体感から数値へ変換する」思考法を学んでいきましょう。