1 2 3 4 5 6 7 「行動できる人になろう」のあとがき 行動は「なりたい」を現実にする一番の近道 行動することは、自分の目標を現実にするための唯一の方法であり、1番の近道でもあります。行動することで結果が得られ、その結果が次の行動へと導いてくれます。 成功することの反対は失敗ではなく行動しないこと 考えてみれば当たり前のことですが、行動しない人が成功するということはあり得ません。 行動する人は日々の挑戦によって学んでいき、成功に近づきます。行動の結果が成功であれ、失敗であれ、経験値を積むことで次の行動が成功する確率を上げることができます。行動しない人は一見失敗や損失がないように思えます。しかし、動かないことで「学びの機会」を失っています。 ビジネスは「全てテスト」です。 小さな失敗を繰り返しながらテストマーケを行ったり、経験値や実感値を積み上げるための下積み期間もあります。そういった経験を経て「自分のしたいこと」に対して貪欲に行動するからこそ、なりたい自分になれるのです。「現状の自分のままでは理想や目標に届かない」と常に意識し、まずは行動して自分の変化を生み出していくことを意識しましょう。 強制的に自身を行動させるには……? どうしても行動できないという場合は「環境を変えること」がお勧めです。自分の行動や考え方は環境によって左右されます。これは、スピリチュアルな話や精神論といったもののように根拠なく言われていることではありません。 環境を変えることで、自分の価値観や基準値が変わるということです。国や人種によって価値観や基準が違うことはいうまでもありません。一日三食食べるのが当たり前の国もあれば、一日一食食べられれば幸せと呼ばれる国もあります。 こういった国や地域での「当たり前の基準」は同じ国、同じ地域の人間であったとしても、その個人が所属している環境によってさらに細分化されていきます。その当たり前の基準は、時間の使い方、お金の使い方、にも大きく影響していきます。 「この仕事を3日以内にして欲しい」と急遽依頼されたとして「3日しかないならできないな」と思うか「3日あるならできそうだな」と思うかはその個人の当たり前の基準によって変わります。 例えば、英語が喋れない人がアメリカに一人でおいて行かれたらそのまま生きていくことはできないでしょう。最低限の英語は身につけなくてはいけません。「英語が話せるようになりたかったらアメリカに行け」と言われるのはそのためなのです。 つまり、仕事も同様、自分が目指す理想像があるのであれば、自分が目指しているような人がいる環境に飛び込むことが重要です。その人の周りや、その人と仕事をしたいのであればその基準値まで自分を持って行かなければならないということです。 多くの場合、誘惑や怠惰な自分に負けてしまって行動することができないので、自分一人で基準を変えられる人はほとんどいません。環境を変えて「やらなければいけない」という環境を自分で作り、強制的に行動しなければならないようにすることで行動力を高めていくことができるのです。 1 2 3 4 5 6 7 前に戻る
15章の収録内容 行動できる人になろう 学んだ知識を知恵へと変える 行動しなければあなたの価値は評価されない 行動しなければあなたの価値は評価されない② 迷った時は原点に戻る 迷った時は原点に戻る② 小さなことから始める 小さなことから始める② 夢を目標にしよう あとがき 行動は「なりたい」を現実にする一番の近道